パトリック・ヴェイルについて

パトリック・ヴェイルは、Début Artに代表される世界的に有名なアーティストです。都市や建築を モチーフにした作品が特に有名です。彼の最新作である、エンパイア・ステート・ビルの風景をフリーハンドでスケッチする様子を撮影した動画"Empire State of Pen(エンパイア・ステート・オブ・ペン)" は、インターネット上でヒットし、数週間で70万回近く再生されました。

ハフィントン ポスト は、この作品を"ぽかんと見とれる”と評し、英国の’デイリー メール では"驚愕の"動画が“ネット上で話題に"と紹介されました。パトリックはロンドンを拠点に、デベロッパーや建築家向けの商業的簡略図や建築図面を描くかたわら、大規模なアート作品を制作しています。 展覧会"City lines(シティ・ライン)" (Coningsby Galleryにて、ロットリング協賛)

パトリックの、フリーハンドで緻密に描かれた大スケールの作品には、街の歴史とドラマが映し出され、 そこに構築された空間をじっと覗き込みたい誘惑を観る者に与えます。彼はまた、有名な建築物だけでなく、非常階段や 屋上の入り組んだ構造を表現することに喜びを見出します。そして鑑賞者はまさそこに、自分なりの観察と探求を深めて いけるのです。

パトリックの線画は、その探索をますます促します。ArchitizerのA.J Aternalは、これを "気まぐれや可愛らしさのない、わざと不揃いな不完全さ"と評しています。彼は執拗なまでに、線画とインクの層に層 を重ねます。その都市が重ねてきた、時間と発展の過程を反映するかのようです。

たびたび鳥瞰的視点を用いることで、パトリックは観る者がその都市を 探索し、没頭せずにはいられない広大な帯状の風景を生み出します。“City Lines(シティ・ライン)”は、Coningsby Galleryで行われる彼の初の個展で、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルスへの旅や、彼の住むロンドンでの生活から生まれた、過去3年間の絵画を展示します。

"Empire State of Pen(エンパイア・ステート・オブ・ペン)"、Patrick Vale、ロットリングのアートペン使用

BigAnimal によるEmpire State of PenVimeoで見る